売れないアーティストが売れる方法はあるのか?
音楽や芸能界に憧れる若者の数というのは、減ることはありません。
最近では、主となるメディアがテレビからインターネットのyoutubeなどに移りつつあることから、少しずつですが若者のマインドに変化も出ていますが、やはりテレビの地上波のゴールデンで活躍するような芸能人、ミュージシャンになりたい!
とおもうような人は多いのが現状です。
この記事では
- 売れないアーティストが多すぎる理由
- 売れないアーティストが売れるために何をするべきか
を軸にお話します。
ポイント
売れるの定義
これから話を進める前に、「売れる」という表現が抽象的なので、ここで売れた状態というのを仮に定義します
売れる
という表現は、アーティストがそのアーティスト活動だけで生計をたてることができ、その仕事が老後に入る前まで継続受注できる状態になり、十分な貯金を持ちながら、日本人の年齢に対する平均年収を稼げるようになっている状態
とします。
Time is money
時間は人間の持つ一番の財産でどんな人でも時間を対価として差し出すことでお金を得ることが、この世界では可能です。基本的に平均年収はその時間を対価として差し出せば達成できる数字であるので、「売れるという状態」の指針の一つとしてこの数値を意識することが大切です。
2019年9月~2020年8月の1年間にdodaエージェントサービスに登録した人の平均年収データを、20歳から65歳までの年齢別に集計しました。男女別の平均年収や年代ごとの年収分布もありますので、自分の年代・年齢で平均年収を調べてみましょう。
doda
99.9パーセントのアーティストが売れないでアマチュア状態である現実
芸能社会、音楽業界は非常に狭き門です。
志す人は多いですが、勝利の椅子を掴み、生涯、作曲やタレント活動でそれで生計を立てて暮らしていける人はごくわずかな人間しかいません。
宝くじを掴むような確率の勝負ですが、多くの若者がこの絶望的な統計確率を直視せず
自分には才能がある
と思い込み、この世界に挑みます。
なぜ、99.9%というとんでもない確率で失敗する世界なのでしょうか?
これは、簡単な世の中の仕組みを理解する必要があります。
それは芸能界や音楽業界の特徴として、
- アーティストが売れ収益化できるポジションの椅子が少ない
- 成功者とそれ以外の貧富の差が異常に激しい
- 仕事に対しての求人倍率が高すぎる
という現実があるからなのです。
そもそも、なぜこの世界ではそんな貧富の差が起きるのか?ということを理解しないといけません。
芸能界、アーティスト社会は超資本主義でもともとトップの0.1%しか収益が上がらない収益体系のピラミッドが完成しています。
要するに、底辺の収益の異常な低さが頂点の収益の異常な高さを生み出すのです。
普通の大手の新卒が就職する民間企業は、企業の利益が会社員になるべく分配される仕組みになっていますので、営業成績が悪くてもある程度の給与は保障されますが、この世界は違い、成功した一部の人間が独占する仕組みで、失敗したものの取り分はゼロが基本です。
民間企業のような固定給保障だったり時間保障はありません。
成果のない人間の収入は何年時間を投資してもゼロです
そして、さらにそのピラミッドの上にいる人たちは、そのシステムを壊したくないので簡単に上に上がれないシステムを自由に変更し続けています。
強者の支配理論
影響力の高いメディアの支配
キャスティングの支配
影響力の高いイベントの支配
これらの要因を絶えず強者が支配することで、常に若い世代が、芸能界や音楽業界に憧れを持つ
という社会が形成されます。
そもそも、多くのメインフィールドにルーキーが自由に参戦できない中で、わずかなチャンスを掴み、上に上がっていくことは簡単なことではありません。
逆に言うと、多くの民間企業や公務員という仕事は真面目に朝起きて、仕事にいき、上司の言うことを聞いていれば、年とともに出世してピラミッドの上に上がることができます。長くいれば、メインフィールドにあがることができるのです。
しかし、アーティストを目指している人はそれと同じ考え方では太刀打ちできません。。
まず、自分がこの世界に挑戦するなら、そういう弱肉強食、弱者救済のセーフティネットがない世界のリスクをよく理解しておく必要があります。
ハイリスクハイリターンの世界にいることに気づこう
芸能界を目指してアーティスト活動をしている人はなんとなく活動している方が多い印象です。
わかりやすい例を一つ
例えばですが、あなたが投資に全く無関心だったとします
友達が、
俺ビットコインやることにした。
明日、貯金全部、レバレッジかけてブチ込むわ!
って、突然言ったらどう思いますか?
単純に
投資のことも何にも知らないのに、やばいやつになった・・・
と大半の人が感じると思います。
しかし、気がつかないといけないのは、アーティスト活動を根拠なくなんとなく続けるということは、これと全く同じレベルのことをしているということなのです。
つまり、芸能界を目指す人が後を耐えない世の中で、それが当たり前となり世間的にはあまりクローズアップされませんが、ビットコインのようなハイボラティリティの投資に全財産、フルレバレッジで投資している若者がめちゃくちゃ多い状態なのです。
ハイリスクハイリターンを365日意識していますか?
何がハイリスク?
時間を失うリスク
です。
人生の中で一番価値がある資産は、時間です
アーティストとして売れるためでもそうですが、若さがネックになってきます。若いほど売れる確率があがります。
しかし、売れる確率がそもそも、かなり低い世界なので、その貴重な若い時間を全て無駄にしてしまうというリスクがあるということをまず理解しておく必要があります。
若ければなんでもできる
というように、芸能界に限らず若いうちは、アーティストで売れることを諦めて他の業種に転職するという選択肢も十分ありますが、年をとるとその選択肢を失います。
若い時の貴重な時間の損失
これは、人生において、大きなリスクですし時間は労働を対価に換金することができるので、何年も無駄なアーティスト活動をおこなうと、大量の資産をドブに捨てている状態になるということなのです。
いやいや、思い出として経験が残るじゃん?
と思う方もいるかもしれません。
違います。
思い出として残って、嬉しいのは成功した思い出だけです。
取り返すことのできない莫大な時間を投資して、なりたいものになれなかった思い出
に価値がありますか?
残るのは、劣等感です。
劣等感をバネに再チャレンジすれば?
という考えもありますが、年をとると再チャレンジすらできなくなってしまいます。
なので、アーティスト活動で売れて生活する
という夢を追うことは、貴重な人生の時間を無駄にする可能性が極めて高い、確率の低い万馬券に全財産を投資するようなことと同じなのです。
何がハイリターンか??
目に見える収益性
分かり易すぎる社会的地位の向上
です。
テレビのスターなどを見て入ればわかりますが、売れたアーティストは莫大な富と名声を簡単に手にして、世界が変わります。
高級車に乗れたり、港区のタワマンに住んだりなど人生が変わります。
最近だと、格闘家の朝倉未来などがその典型的な例で、誰もが羨ましがる人生を送ることができています。
最強格闘家YouTuber 朝倉未来が成功した理由とは?
JADSON RDDMAN
堀鉄平のYouTubeチャンネル『堀塾ちゃんねる』で、朝倉兄弟を東京に招きサポートをしてきた堀が、未来の成功をした理由を徹底分析した。
ですが、これはほんの一握りです。
そもそも、就職せずにフリーターをつづけ売れないバンド活動、売れないアーティスト活動、売れないアイドル活動をつづけることは、夢があっていいように見える気もしますが、冷静に俯瞰的な目線で見ると、自分の全財産で宝くじを購入しているのと同じことなのです。
結論。売れないアーティスト活動なんてすぐやめろ!
と言っているように聞こえるかもしれないですが、それでもこの世界にチャレンジして、アーティスト活動をするなら、しっかり、自分の行なっている自己投資が適切かどうかというのは、常に考えて欲しいのです。
否定的な話が、続いたので、ここから具体的な
どうすれば
アーティストとして売れるのか?
という方法をこれから紹介します
売れないアーティストが売れる為にすべきこと
なぜ自分が売れないアーティストか直視して考えよう
まず、アーティストとして売れようとして、何年も活動しているのに、全く成果がでていない。
そんな状態の人に最初にお伝えしたい事はこれです。
自分が
アーティストして売れていない理由
人気がない理由
を考えたことがありますか?
これを、冷静に直視していない人が、アーティストを目指している人に多いと僕は感じます。
冒頭にお話ししたように、この業界で成功するために、あなたは全財産で宝くじを買っている状態です。
そして、何年も、その宝くじが当たっていない状態です。
当然、なぜ当たっていないのか?考えなければいけません。
- 買い方がわるいのか?
- 買っている場所が悪いのか?
- 買っている量が足りないのか?
- 買っている種類の宝くじがわるいのか?
まず、冷静になり、自分の人生やアーティスト活動を振り返り、上記の観点から何が間違っているのか冷静に俯瞰的に考えることから始めましょう。
就職して、会社で営業をするサラリーマン人生を送る人はたくさんいますが、営業成績が悪いと、グループでミーティングしたり上司に相談したりとなぜ、売れていないかを常に確認しています。
売れていないアーティストの典型的な6つの思考回路
- 周りの環境が悪い
- お金と時間がない
- いつかバズって売れる
- 出会いがない
- 無駄にライブばかりしている
- 自分はかっこいい曲(作品)を作れている
売れていないアーティストに共通して言えることは
何かにつけて、
第三者のせいにしたり、根拠のない過信をもち、ダラダラ売れないアーティスト活動を続けている人が多い印象です。
大事なことに気づいてください
あなたの作品がかっこよければ、すでに売れています。
あなたに才能があれば、すでに売れています。
環境が悪ければ、環境は変えることができます。
時間がないと言いながら、昼まで寝ていませんか?
ゲームをしている時間が長く生産的価値のない時間を過ごしていませんか?
お金がないと言いながら、無駄にアルバイトばかりして時間を取られていませんか?
まずは、売れていない時点でその敗北を認め、それの売れること相反する行動を修正するところから始めましょう。
アーティストが売れるための6つの思考変革
アーティストが売れる為に周りの環境整備は大切
売れていないアーティストの特徴として、アーティストの周囲の環境が良くないケースがあります。
例えば
- 一緒に活動している仲間のモチベーションが低い
- 周りに誰1人成功者がいない
- 何かと足を引っ張ったり文句をいう人しかいない
- 理解ある協力者がいない
- 売れてない人とよくつるむ
このような状況はアーティスト活動で売れていくには大変不利です。
単純に売れるには
- 成功者の真似をすること
- 売れていない人との関わりを減らすこと
- 売れている人と仲良くなりその恩恵を受けること
- 的確なアドバイスを行える人をそばに置くこと
- 軌道修正の提案を受け入れる思考の余裕をもつこと
などの要素が大切です。
金魚の糞でかまいません。
売れていない方は、まず自分の環境を見直して、何かおかしな点はないか確認してください。
上記に当てはまる交友関係だった場合、即見直すことから始めましょう。
売れる為に時間とお金は使い方次第。
売れないアーティストあるあるのお話です。
バイトが忙しすぎて、本業?であるアーティスト活動に使っている時間が少なすぎるケースです。
これこそ、最大のミステイクです。
もし、あなたが一人暮らしでお金がなくてそれでもアーティスト活動をしたいのであれば、実家暮らしをすることをお勧めします。
いい歳して親のすねかじりや!
と思われるかもしれませんが、東京で一人暮らしをするには、15万くらいの生活費は必要です。
それをアルバイトで稼ごうと思えば、週5日は拘束されます。
実家暮らしのアーティストとアルバイトのアーティストでは、アーティスト活動に使える時間が週5日開くわけです。
シンプルに考えましょう
格闘技やスポーツと同じ、会社の営業と同じと考えてください
週5でセールスや特訓してる人に週2で同じことをして勝てますか?
無理です。
しかし、それで勝てると思って、夢を見ている人が多いのが現実です。
自分が、限りなくゼロに近い勝率の世界で勝負していることに対して、その勝率をあげるための時間をどれだけつくっているか?
そして、その時間が短いことは、とんでもない投資的な損失(自分の大事な時間を失うこと)につながっているということを常に意識しないといけません。
アーティストで売れるのは宝くじ当選と同じ確率です。
となれば、一番当選に近づく方法はできるだけ宝くじを買うこと。
つまり、アーティスト活動に時間を費やすことが正解です。
宝くじは当たらなければ、すべてゴミクズです。
アーティストで売れることを目指すのも同じ。
売れなければ、ほぼ費やした貴重な若い時間は無駄になります。
それがどれだけ自分の人生にハイリスクか認識しましょう。
それを認識した上で、当選率が最大限に上がる行動をしないといけなということは常に意識しましょう。
実家が地方で、難しいというケースもあるかもしれません。
そういう場合は、できるだけ家賃が低くいものを探したり、シェアハウスを検討したり、何か対策を立てましょう。
短時間で高収入のバイトをするという選択肢もありです。
月15万を週5で稼いでいるなら、それを週3で稼げるバイトに転職して残りの時間をアーティスト活動に使ってください。
たとえ、それがあまりいい仕事ではなくても関係ありません。
なぜなら、あなたは全財産を賭けるギャンブルをしているわけです。その当選確率をあげることの方が大切なので、短期的な通過点の仕事を選んでいる場合ではありません。
いつか売れるという謎の自信にあふれるアーティスト
俺、ギターうまい。
俺のミックス最高!
私の歌は世界一!
というわけのわからない自信を持った人が多い印象です。
そして、自分が才能にあふれいつか、来るべき時にバズって売れると思っています。
結論から言うと、そんなことは100%ありません。
なぜなら
音楽業界や芸能業界はずば抜けた才能がなくても売れるからです。
むしろ、日本中に才能があるのに表に出ていない人間はたくさんいます。
一般的に売れているとされているテレビなどに出ているタレント、より多才な売れていないアマチュアアーティストがいることの方が多いのが現実です
もし、自分がこれに心当たりがあり
才能がありチャンスをくるのを待っているという思考状態
なのであれば一番危険です。
あなたが突然売れる理由をちゃんと考えたことがありますか?
いつか偶然バズって有名なるとか思ってませんか?
ひょっとして
テレビなどで、いきなり湧いてくるスターは、突然バズって人気になってるんじゃ?
とか思ってますか?
そして、それが自分にも巡ってくると思いますか?
それは、投資の世界で言う、万馬券のような銘柄に全財産を投資して当たるのを10年単位で永遠と待つ、お祈り投資法となんら変わりません。
冷静に分析すると、売れている人にはそれなりの根拠があります。
バズっているのは偶然ではなくて、それなりのマーケティングを行なった上で戦略的に行われているのがほとんどです。
シンプルに結論をいいますと
売れた人は、作品ではなくてマーケティングが良かった
これにつきます。
ただし、このマーケティングは二種類あって、
- 運良く偶然できてしまっていたケースでたまたま売れた
- 戦略的なアドバイザーや軍師がそばにいて売れるべくして売れた
の二種類が混在します。
自分でまずは、そのマーケティングができるのか?それを考えましょう。
できないなら、それができる人間を近くに必ず起きましょう。
売れている人の作品を研究するのではなくて、売れた鍵となるマーケティング法を調べて研究しましょう。
例えば、上で紹介した、数年でTOP YOUTBERに成り上がった朝倉兄弟ですが、この2人には、堀鉄平という有能な軍師であるマーケッターがついたことで成功することができました。
チャンスが来ないせいにする前に、マーケティングをそもそもしていない自分に問題があることに気がつきましょう
才能なんてなくても、ある程度の基礎的な実力があればこの世界では上の世界で戦うことができます。
売れるためのマーケティングに関して別の記事にまとめあります。ご興味あればどうぞ!
バンドやアイドルで売れるために必要な思考になろう
売れないのを出会いのせいにするパターン
アーティストが売れていく為に、必要な要素は人脈です。
これをなくして、成功することはできません。
つまり
陽キャ
になれということです。
できるだけ、人と出会い、いろんなところに顔をだし、いろんな人とコラボする。
これができる人は、才能なんてなくてもどんどん有名になっていきます。
よく
出会いがないから・・・
と引きこもる人がいますが、それで売れることは100%ありません。
出会いがないのを何かのせいにするのではなくて、出会いがないと自分が感じるなら、出会える要素をなんでもいいので作って強引にでも人に会いましょう。
別に本当に出会いがないなら、マッチングアプリでも有料セミナーでもなんでもいいと思います。
人にであうことを癖付けてルーティン化しましょう。人に出会うことに慣れていないと、大きな出会いが会った時にそのチャンスを取りこぼします。
もちろん、上のような強引な出会いは、詐欺のような罠もたくさんあります。けど、0か100で考えてください。誰とも出会わないより、1人でも多くの人と出会った方が、アーティストとして売れる宝くじの当選確率は上がるのです。
ライブばかりしている売れないアーティストが多すぎる
これにあてはまるアーティストさんは多いのじゃないでしょうか?
最初に言いますが、ライブをするなということではありませんし、ライブはした方が売れる確率は上がると思います。
では、どうしたらいいのか
ということですが、
なんとなくライブハウスや周りの誘いでライブに呼ばれて
いわゆるノルマ的なものを払って
テキトーにツイッターでライブ告知して
本番に少し友達が来る
みたいな、典型的な売れないアーティストパターンの動き
をルーティン化していませんか?
売れないアーティストの典型的なルーティン
ってYoutube動画つくったらバズりそうなくらいいいものが作れそうです。
これが、ズバリ当たってしまったアーティストさんは、危険視号です。
一刻も早く改善してください。
これは、長くなるので別の記事にまとめてありますので、そちらを参考にしてください
作っているものが成長せず何年たっても変わらない人
なぜ、売れてないアーティストほど自分の作品が好きなのか?
と思うことがよくあります。
売れていないアーティストの典型的なパターンとして、自分の作品になぜか絶対的な自信を持っているケースが多いです。
何年たっても、曲風や作風に変化がなくずっと同じようなセルフカバーのような作品を作り続けています。
考えて見てください
あなたの曲が素晴らしくて、才能にあふれいるならすでに売れています。
なぜそうならないのか?
ということですが、それは、それなりのレベルでしかないからです。
単純に偏差値55−60くらいの作品を作れるレベルの人に多い思考パターンです。
才能で売れるパターンは偏差値80の作品、つまり誰も作れないような作品をどんどん作れる人でその数は限られています。
自分が、そうなっていない時点で、つまり、あなたには何万人に1人の才能がないということです。
でも、前に話したようにその足りない偏差値は、マーケティングでクリアしていくことができます。
芸能界は偏差値80の人で溢れているわけではありません。
むしろ偏差値が50以下で上にいる人もたくさんいます。
自分に才能があると過信するのではなくて、自分は偏差値55くらいの作品しかつくれない。
2、3年活動をして結果が出ていない時点でこの厳しい現実を認めましょう。
こういう人は、だいたい身内の中でいろんなものが完結していて、第三者の俯瞰的な評価を得ることができていないケースの方にとても多いです。
例えば、
- ミックスがうまい
- いい曲をつくる
- いい歌を歌う
などいろいろなアーティスト活動がありますが、だいたい小さいコミュニティで相互承認により、なあなあになり適正な評価を受けず、小さなコミュニティでの評価がその中だけで過大評価されていくことがよくあります
例えば、
自分はプロのミックス師!実力があるんだ!
なんて思っているけど、テレビに出るような人や、100万再生されるような歌い手などTOPの人たちとの仕事ととは程遠い案件しかない状態が何年も続いている場合があるとします
すべきことは、全くの関係ない第三者に自分の作品を見せて、率直な評価をいくつももらうことです
できれば、作者が自分であることも伏せて、音楽や芸能に縁がない人にブランインドした状態での評価をもらいましょう
相手は、プロである必要はなく、家族でもいいし、おじいちゃんでもいい。
自分と縁遠い人であるほど適正な評価がもらえます。
本当に自分が天性の才能があれば、それでも、いい意見が出ると思いますが、偏差値55くらいのレベルだと、意外と高い評価が帰ってこないことに気がつくと思います。
自分のミックスは世界一だ
と思っていても、第三者に聞いたら、
何がいいのかわからない。普通
のような意見が帰ってくることが多いのです。
ポイント
世の中で普通のものがどうやって売れているか?
普通のものを売る為にどうマーケティングされているか理解しよう。
コンビニやスーパーに売っているものは、偏差値80の飛び抜けたものか?
なぜ、普通のものは絶え間なく売れ続けるのか?
デザイン性に特化していないユニクロの服がなぜ、絶え間なく売れ続けるのか?
全ては、マーケティングによるものだと気づくことが大切。
ここで、
自分は金の雛鳥ではない
ということに気がつけば、成長の余地はあります。
そして、それを理解し、どうして、その人に刺さらなかったのかを理解しようという思考が生まれれば、この先売れる可能性は十分にあります。
今までの自分の作品を見直し、刺さらない原因を素直に認め、新しいものが作れる思考を常に持ちましょう
ちなみに、偏差値55−60の売れていないクリエーターあるあるですが、このレベルの人たちに多いのが
- あいつのミックスはへぼい
- あいつの曲はへぼい
- あいつは歌が下手
だとか、同レベルの売れていない同業他社を批判することで、自分のクローズドコミュニティのなかで、自分の地位の優位性を保とうとする傾向が大変強いです。
もし、自分がこのような低次元な不毛な争いに参加している事に気がつくことができたなら、いち早く抜けて自分を見つめ直すことが大切です
最後にもう一度お伝えしたいこと
アーティストを目指して、売れなければその投資した時間は、原則ほぼ無駄になります。
繰り返しになりますが、アーティストとして売れなかったという事実が残る以上、いい思い出にも経験にもなりませんし、一生何かを妥協して生きていく形になります。
アーティスト活動やバンド活動が原資になって、仕事に活かせるというケースもあまり残念ながらありません。
- 10年間バンド活動をしながらバイトをしていた人間
- 10年間プログラミングを勉強してきた人間
では、圧倒的にお金を稼ぐ期待値が違うので、当然、企業は後者の人間を優遇します。
僕でもそうします。
- 〇〇だから仕方なかった
- あの時、〇〇だったからチャンスを逃した
- 〇〇のせいで、メジャーデビューのチャンスを逃した
- 親が音楽の英才教育をしてくれたら違った
- 〇〇のモチベーションが低く、バンドがうまくいかなかったから仕方ない
こういう人間は大体、上記のようなことを呪文のように詠唱して、自己肯定をつづけ、一生言い訳をしながら人生を過ごすことになります。
そして、そういった劣等感から、自分を比較してもあまり、見劣りしないレベルや年収が低い人が集まる場所にしか止まることができなくなります。
残念ながら、こういう暮らしをしている人を、この世界で死ぬほどたくさん見てきました。
しつこいけど、もう一度書きます。
なんども言いますが、アーティスト活動は自分の資産を惜しみなく投資するハイリスクギャンブルです。
20歳から30歳までフリーターをして、なんとなくアーティスト活動をして、30歳で諦めて、就職したとします
20歳から新卒で就職している人と、30歳から新人で働くあなたには天と地ほどのキャリアの差があります。
また、30歳からそのキャリアを埋めることは100%不可能です。
当然、生涯稼ぐ年収や、貯金、もらえる年金も含めて何千万単位で、差が出ます。
個人的に一番おもしろいな!と
思うのは
最終的になぜか、プロアーティストを目指していた人達が
いつのまにか
趣味として音楽やりながら、貧しくてもささやかに暮らせればいいや
みたいなマインドで妥協し、サイレント修正をしながら、ひっそり生きているということが多いところです。
おかしくないですか?
テレビに出て、日本中に名前を知らしめようとしていた人間が、ある日、何か失態をしたわけでもないのに、誰にも見つからないように生き始めるのです。
だったら、最初から大卒で大手に就職したり、公務員になって、休みの日を仲間たちと音楽あふれる生活で過ごせばいいじゃないですか?
その方が、お金もあるし、なんの劣等感もないから、精神的にも余裕がある暮らしができます。
アーティスト活動をしている方に再度お伝えします
自分がそれでも勝負したいのであれば、宝くじが当たる最大限の努力を推奨します
あなたは、すでにとんでもない
- ハイレバレッジ
- ハイリスク
な人生を歩んでいます。
その時点で、当選することを諦めたり、当選することに対しての確率を上げる最大限の対策をとらないことは、とんでもない額の資産を放棄することになります。
万馬券を当てる唯一の方法は、抽選回数を増やしその確率を最大化すること以外にありません。
そして、それができないならできるだけ早い段階で、夢は捨てて、若いうちに軌道修正することをお勧めいたします。
ブログ運営:el music entertainment
2013年、派遣アルバイトで貯めたお金で、たった一人でライブハウスを設立。そこから、紆余曲折を経て、様々な音楽やアーティストに関わる事業を展開しています。ライブハウス、音楽スタジオ、レコーディング、アイドル、撮影スタジオ、独立開業、防音工事、楽器や機材、事業に関わる様々なお話。
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