RADIOVOX AKIHABARA 撮影関連

【初心者向け】コンプレッサーで動画のクオリティを上げる。かけすぎでOK

初心者でもコンプレッサーを使え。Youtube動画は、かけすぎでもOK

携帯などで、撮影された動画が、休むことなくYoutubeにアップロードされる世の中になりました。

専用の照明を使うことで、動画の品質がグンとあがる!という記事を初心者向けの動画編集記事で書きました。

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【初心者向け】動画撮影に使える室内用LEDライトが安い!

2021/10/25    , ,

意外と安い!動画撮影に使える室内用LEDライトは初心者に最適 Youtubeなどの動画を作成するにあたり、必須の道具があります。 それが、照明(ライト)になります。自宅や個室でYoutubeを撮影する ...

初心者が動画のクオリティを劇的にあげるには?

動画といえば、音声と映像で構成されています

照明があれば、映像の問題は結構簡単に解決します。

あとは、音声を向上させれば、あっというまに、細かい技術や字幕、エフェクトなんかがなくても高品質な動画に近づけることができます。

音声処理は意外な盲点!

高品質な動画って一体何?

それは

視聴者に離脱されにくい動画です

よく、勘違いして、エフェクトや字幕、フリー素材なんかを闇鍋状態でもりこんで、動画制作に死ぬほど時間がかかりそれで完成した作品を

高品質

と認識している自称クリエーターさんがいますが、それは違います。

まず第一に、視聴者に有益であること
そして離脱したくなるようなストレスを与えないこと

これがクオリティの高い動画の制作に必須の条件です。

動画を離脱したくなる要素である

  • 映像がぶれていたり、揺れていたりしている
  • 映像が暗い、解像度が低いなどでよく見えない
  • 音が良くない(音が小さい・割れている・うるさい)

この要素をまずは徹底的に排除することが初心者がクオリティの高い動画をつくるポイントです。

高品質なメディアがいずれ生き残る

この中で、

音質の改善

というものが一番、難しいといえば難しいのですが、音に関してはコンプレッサーという魔法のプラグインを使うことによって初心者でも簡単に改善します。

そもそもコンプレッサーをかけすぎても動画なら問題ない

コンプレッサーをかけすぎたらどうなるのか?

コンプレッサーは、凸凹を平らにするものです。わかりやすく例えるなら

  • ヤスリ
  • たわし
  • カンナ

なんかがわかりやすいかと思います。

飯盒炊飯で焦げた鍋があったとします。

林間学校の思い出

これで、クレンザーとタワシで磨きすぎたらどうなりますか?

銀色になりますが、傷ついていきます。

コンプレッサーも同じで、削りすぎると過剰になります。

なので

適量がいいのは確か。

しかし、ではたわしを使わない

真っ黒の焦げた鍋と、磨きすぎて少し傷がついた鍋

どっちがいいですか?

ということです。

初心者でもかけすぎを恐れず、コンプレッサーは積極的に使っていきましょう。

DAW付属のコンプレッサー

そもそもコンプレッサーってなんだよ?高圧洗浄機か?

と思う方、初めて聞いたぞ?という方も多いと思います。

コンプレッサーとは

音の音量差をなくすもの

と思ってください。

学校の先生の授業の例

例えば、大きな声で喋ったり、ボソボソ喋ったり音量差のある話し方をする先生がいたとします

当然ながら、授業を受けている方はストレスですよね?

はっきり喋れや!

みたいな。

声が聞こえないと眠くなりますね。

あとは、熱血系で逆にワーワーがなり続ける先生とかも、うるさくてうざくありませんか?

意外と、こういう話し方ってトレーニングされないとうまく習得できない技術なんです。

というか、声優でもない限り、一定して同じ音量で声をだしてスピーチするなんて、訓練を受けてないはずです。

Vtuberや声優でも発生のトレーニングは必ず行いますし、そもそも、売れているVtuberなどは、ほとんどコンプレッサー処理をしている動画がほとんどです。

こういうスピーチ初心者の話に現れる音量のばらつきを、全て均等に全部同じ音量にしてしまうのがコンプレッサーの役割なんです。

残念ながら、Youtubeで上がっている動画には、見ていればわかりますがこのコンプレッサーがかかって処理されている動画はとても少ないです。

いい情報を発信していても、音量差や音割れがひどいものがあり、長時間聴いていると耳が疲れてくるものがたくさんあります。

あぁ、なんかこのYoutuberうるせーな。

みたいなのありませんか?

でもおかしいですよね。ダウンタウンの浜ちゃんも、明石家さんまもめちゃくちゃ大声で騒いでますよね?

でもうるさくないですよね?

Youtuberみたいに。

大声で叫んでもテレビの前は静か。

感のいい人ならそろそろ気がつくかと思いますが、私たちがいつも聞いている(聞いていた)

テレビやラジオ のいわゆるメディアの声(音)は

これらは、かけすぎだろ!

っていうくらい大きくコンプレッサーがかけらた状態で放送されています。

テレビやラジオってかけっぱなしでも勉強できたりしますよね?逆に心地よいというか。

これはコンプレッサーのせいなんです。

これって現場では20dbとか30dbくらいの音量差はでてるんですけど、コンプレッサーで処理されているので、不愉快にならなないんです。

逆に、Youtubeだと、勉強に集中できなかったりしませんか?

これは、音量差が無意識のうちに人間の耳に安らぎと安定感をもたらさず、不安感を与えるためです。

で初心者がその、コンプレッサーってどうやってかけるの?

ということですが、動画編集ソフトで、ある程度のレベルのものであれば拡張プラグインとして組み込んだり、もとから機能としてこのコンプレッサーを設定できる機能が付いている場合があります。

FINAL CUTやPremireやDAVINCI RESOLVE、Filmora(PROのみ)などではコンプレッサーを使うことが可能です。

一番安くて簡単なのはフィモーラプロ!

Filmoraはプロと通常版では機能差が大きいです。

Filmora(フィモーラ)が安くて、簡単な高機能の動画編集ソフト(1万円代で購入できる)で、無料、通常、PROと3バージョンありますが、値段に差がそれほどないので、必ずプロ版にしましょう!

残念ながら、スマホアプリなどの廉価な動画編集ソフトには、この機能がついていないので、一回音声を取り出して、DAWと呼ばれる音楽編集ソフトやアプリなどで処理をするという二重の作業が必要であったりします。

Studio Oneは、動画の音声と映像を簡単に分離することもできるので、とても役に立ちますよ!

studio oneには高性能のコンプレッサーが無料でついています。

かけすぎ上等!初心者の動画向けコンプレッサーの使い方

コンプレッサーの基本的な使い方に関しては、ググってもらえたら、かなり多くの方が説明してくれているのでこちらでの説明は省きます。

ただし、一つ注意しないといけないのは、よくネットででてくるコンプレッサーの使い方は、主に

歌などのミックスに対しての使い方

であることがほとんどです。

なので、設定や数値はあてにならないので、基本的な仕組みだけ理解するようにしましょう

初心者でも誰でも使える!動画編集でのコンプレッサーは簡単。

まず、動画でコンプレッサーを使う理由を理解

叫び声や、トークの音量差をなくして、ラジオやテレビのように波のない聴きやすい音にするために使います。

ですので、基本的な使い方として、

大きな音を小さくする。

ということに特化して使えば問題ありません。

Youtuberは叫びがち

ゲインリダクションを指標にする

コンプレッサーがどれくらいかかっているか?

というのを見る目安でゲインリダクションというパラメータがあります。

ゲインリダクションは GR という表記の場合があります!

これが、一番大事なコンプレッサーの肝です。

いろんなコンプレッサーがありますが、かならずこれが見えるものを使いましょう。

GRボタンを押すことで、メーターの表示が音量からGRに変わるタイプもあります。

ちなみに、

よく、ボーカルのミックス師などが

ゲインリダクションはまあ、いつもは−3から5くらいのイメージかな?

とかよくわからない謎のウンチクを述べてカリスマぶっている人もいますが、これは違いますので気をつけましょう。

そもそも、あくまでゲインリダクションは全体的なボリュームに対しての相対的な数値です

マイナス3が適量の人もいれば、マイナス10が適量の人もいます。

マイナスいくらが正解とかそういう目安はありません。

相対性理論

動画の音声にどれくらいコンプレッサーをかけるかは何で判断?

ということですが、テレビやラジオレベルにするなら、一番うるさい音が半分、1/3になるくらいにならないとあんな風になりません。

これは上で説明したように相対的な数値なので、マイナス5したらテレビと同じとかマイナス10が正解みたいな理屈ではありません。

ということで、まず最初にオーディオのレベルメーターという二本の棒のようなものを見て見ましょう。

いわゆるボリュームメーターみたいなやつでどの動画編集ソフトにもついています。

基本的な見方として、一番上が0で最大です。

(実際ゼロになることはないので、マイナス1がまあ最大みたいな感じです)

だいたい、マイナス60とかマイナス128とか∞とかが下の方の最小値になっています。

Filmoraのボリュームメーター

この倍は、一番右が全部の動画を合わせた音量。それ以外は、各動画ごとの動画の音量。

コンプレッサーはどこにかけても問題ありません。

各動画ごとにこまかくかてもよい
合わせた動画に一括でかけてもよい

細かく調整したい場合は、各動画にかけてください。

テレビのボリュームみたいに0が最小で、30とか40になると大きい

という感じではないので注意しましょう!

ここで、動画を再生すると、このメーターが上下に動くので、動画に含まれている音量の最低音量と最大音量が大体わかると思います。

動画をなんとなく再生しながらみていると、だいたい下の方がマイナス40dbくらいで、うるさい時にマイナス20dbくらいになっていたとします。

となると、この動画は音量差がマイナス20dbと考えられます。

ちなみに・・・

マイナス12db違うと、理論上半分の音量になるといいます。

詳しい話は割愛します、興味がある人はググってください。

なので、この動画の音量は、うるさいときと静かな時で2倍以上の音量差があるってことなんですね。

でもさんまさんの笑い声もそれくらい差がありますよね。

ということで、音量差がわかれば、大きい音がなっている時に適量なゲインリダクション(この場合は最大マイナス10−15くらい)がでるようにコンプレッサーを設定します。

まちがって、小さい音量の場所にスレッドショルドを設定しないように気をつけましょう。

大きな音が鳴っているところにあわせて、その音がなっている時に、ゲインリダクションが起きるようにスレッドショルドを調整します。

この場合は、マイナス15dbがスレッドショルドの位置です。

この設定だと、笑い声や叫び声でマイナス12dbくらいまでメーターがあがるような音声だったら、効果的にコンプレッサーがかかります。

最低がマイナス40dbで最大がマイナス20dbくらいだと、マイナス25〜3くらいの位置にスレッドショルドをいれるといいと思いますが、これも相対的なので、実際に聴きながら、どれくらい音が小さくなているかを確認しながら位置を決めましょう。

スレッドショルドとは、どの音量以上になったらその音だけをマイナスするかを決めるポイントです

ポイント

一番音量が大きい位置の少し下にスレッドショルドを設定すると、大きな音だけ小さくなるので、例えば、叫び声とか笑い声などの、突発的な音だけ小さくする効果が期待できます。

コンプレッサーにはレシオやアタックなどいくつかのパラメータ設定が必要です。また、ソフトによってそれがついていたり、ついていなかったりもします。初心者でも、スレッドショルドの位置さえ間違えなければ適当にいじっていても、耳で聞いていればなんとかなりますが、細かい使い方はググってください。

基本的に無料のコンプレッサーや動画ソフトについているもので十分使えます。

10万円出しても特に音質は変わりません。

コンプレッサーの使い方を習得して動画のうるさいところで、コンプレッサーのゲインリダクションが綺麗に設定できると、あらふしぎ。

ワーワーいってた叫び声や大声だけが、小さくなってテレビ見たいな音になります。

こうすることで、一番、音量が小さいところの音量と大きいところの音量の差がほとんどなくなり、聴いていてもイライラしない波風のない音声に変わります。

音量差のない音声は人間の脳をイライラさせません。

マイナス20下げるんじゃないの?

と思うかもしれませんが、そこまで下げるとロボットみたいで気持ち悪くなる場合もありますので、その辺りは自分の耳で調整しましょう。5〜10dbくらいの音量差は残っていてもさほど気になりません。

多少の音量差はテレビやラジオでも当然残されています。

あとは、全体的にコンプレッサーで下げすぎて音量が小さくなってしまった時は、マスターボリュームで適当な位置まで持ち上げましょう。そうすると小さい音も大きくなるのでより均一化されます。

そうすると、全体的におんなじ音量差のまま、音が大きくなります。

トーク系、セミナー系のYoutuberさんにはぜひ、コンプレッサーをマスターしてほしい

と思います。

最後に画像で確認!

上が、典型的なYoutuberの音声波形
下が、それをコンプで聞きやすくした音声波形

です

大きな波形だけ半分くらいのサイズになって、小さい音が大きくなっているのがわかります。

コンプレッサーはかけすぎていいから恐れず必ず使おう!

今、Youtubeをラジオのようにして、自宅などで聞き流して学習したり知識をインプットする方が増えています。

当然、競合も多いので、知らず知らずのうちに心地よいものを選択しがちです。

音質が上がれば、なんとなく聞き流して試聴される機会が大幅に増えますので、是非、コンプレッサーによるボリュームの均一化はしっかり行うようにしてください!


ブログ運営:el music entertainment

ブログ:el music blog.

2013年、派遣アルバイトで貯めたお金で、たった一人でライブハウスを設立。そこから、紆余曲折を経て、様々な音楽やアーティストに関わる事業を展開しています。ライブハウス、音楽スタジオ、レコーディング、アイドル、撮影スタジオ、独立開業、防音工事、楽器や機材、事業に関わる様々なお話。

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