初心者におすすめのバイオリン入門に必要な備品

初めてバイオリンを始めるとき、多くの人は楽器本体さえあればすぐに演奏できると思いがちです

実際には練習や演奏を快適に行うための様々な備品が必要です。

肩当てや松脂、ケース、チューナーなど、その用途や価格帯は幅広く、どれを選ぶべきか初心者には分かりにくいものです。

本記事では、これからバイオリンを始める方が安心して練習をスタートできるよう、必須備品からあると便利なアイテムまで、その選び方とポイントをわかりやすく解説します。

この記事のポイント

• バイオリン入門に必要な基本備品
• 初心者向けのおすすめ選び方と価格目安
• あった方が便利な追加アイテム
• 購入時の注意点と失敗しないコツ

バイオリン入門に必要な備品！初心者必見！意外と費用が・・・

バイオリンを始めるには本体だけでなく、弓・ケース・松脂・肩当て・予備弦など多くの備品が必要です。

さらにチューナーやクロス、ミュートなど便利なアイテムも揃えると快適に練習できますが、その分費用もかさみます。

特に弓やケースは品質によって価格差が大きく、予算配分が重要です。

初期費用を抑えるにはセット販売や初心者向けモデルを活用しつつ、必要なものから順に揃えるのがおすすめです。

バイオリン初心者には・・・

品質と価格のバランスが良いメーカーがおすすめです。国産ではスズキバイオリンが定番で、調整済みで安定した音色が魅力。

ドイツ製ではGEWAやHöfnerがあり、明るく華やかな音でオーケストラにも向きます。

ルーマニア製のGligaは温かみのある音色でソロ演奏にも好評。

中国やアメリカの工房製ではコスパの高いScott CaoやSnow Violinも人気です。いずれも初心者から中級者まで長く使えるモデルが揃っています。

必ず必要な基本備品

バイオリン本体（サイズ選び、初心者向けモデル）

バイオリンは体格に合わせてサイズを選ぶことが大切です。一般的に成人は4/4サイズですが、小柄な方や子どもは3/4や1/2などが適切です。

初心者向けモデルは、音が出しやすく耐久性があり、調整済みで販売されているものがおすすめです。

予算内でできるだけ質の良いものを選びましょう。

弓（重さ・バランスの重要性）

弓は音の立ち上がりやコントロールに直結します。重さは60g前後が一般的ですが、軽すぎても重すぎても弾きにくくなります。

バランスが良く、手に持ったときに自然に感じられるものを選びましょう。

バイオリン初心者には、扱いやすく耐久性のある弓がおすすめ

カーボンファイバー製

反りが出にくく、湿度や温度変化に強いので初心者向き。

例：CodaBow、Fiddlerman

エントリーフェルナンブコ（木製）

温かみのある音色が出やすく、上達後も使える。

例：Brazilwood系の軽量モデル。

重さとバランス

一般的には60g前後が標準。持った瞬間に手首や指に無理なく馴染むかが重要。

ケース（軽量・保護性能・持ち運びやすさ）

ケースは楽器を安全に持ち運ぶための必需品です。軽量でありながら衝撃に強く、防水性のある素材が理想です。

リュックタイプやショルダータイプなど、自分の持ち運びスタイルに合った形状を選びます。

個人的には自立式のケースがおすすめ！

プラスチック製の足はベースに戦略的に配置！

松脂（音を出すための必需品、種類と特徴）

松脂は弓の毛に塗ることで弦との摩擦を生み、音を出すために欠かせません。柔らかい松脂は音が太く、硬い松脂はシャープな音になります。初心者は扱いやすい中間タイプを選ぶと無難です。

肩当て（姿勢を安定させるための選び方）

肩当ては楽器の安定性を高め、正しい姿勢を維持するための重要アイテムです。高さや角度を調整できるタイプが便利で、長時間の練習でも首や肩への負担を軽減します。

弦（予備の重要性と初心者向けブランド）

弦は消耗品で、切れたり劣化したりします。常に予備を持っておくことが大切です。

初心者には、音が安定し耐久性のあるドミナント（Dominant）やピラストロ（Pirastro）のシリーズが人気です

あると便利な追加アイテム

チューナー＆メトロノーム、弦クリーナーやクロス、練習用ミュート、湿度計付きケースなどは必須ではないが、音程管理や楽器の保護、消音練習に役立ちます。

チューナー＆メトロノーム（練習効率アップ）

音程合わせとテンポ練習を効率化します。最近はチューナーとメトロノームが一体になった電子タイプが便利です。

弦クリーナーやクロス（楽器のメンテナンス）

演奏後の弦やボディに付着した松脂の粉や汗を拭き取ることで、音質の劣化やニスの傷みを防ぎます。

ミュート（消音練習用）

夜間や集合住宅での練習時に音量を抑えられます。ゴム製や金属製があり、用途に応じて選べます

弓ケースや松脂ケース（持ち運び用）

弓や松脂を個別に保護し、持ち運び時の破損や汚れを防ぎます。

初心者向け備品の選び方

初心者向け備品は、使いやすさと耐久性を重視して選びます。

本体と弓のバランスが良いこと、肩当てやケースが体や持ち運びに合うことが大切。予算配分を考え、必ず試奏して確認しましょう。

価格帯の目安（本体・弓・備品の予算配分）

予算を本体6〜7割、弓2割、その他備品1〜2割に配分すると、バランス良く揃えられます。

初心者向けブランドやおすすめセット

スズキ、GEWA、Höfnerなどは初心者向けモデルも品質が安定。セット販売で揃えるとコスパが良い場合もあります。

購入時の注意点

バイオリン購入時は必ず試奏し、複数本を比較しましょう。

信頼できる販売店を選び、保証やアフターサービス、調整内容を事前に確認することが、長く快適に使うためのポイントです。

ネット購入と楽器店購入のメリット・デメリット

ネット購入は価格が安く種類も豊富ですが、試奏できないリスクがあります。

楽器店はその場で試奏や調整が可能で、アフターサービスも安心です。

サイズやフィット感を確認する方法

楽器を構えた際に指板の端まで指が届くかを確認します。肩当てやあご当ても合わせてフィット感を確かめましょう。

中古と新品の選び方

中古は価格を抑えられますが、状態や調整状況を確認する必要があります。新品は安心感がありますが、音が開くまで時間がかかることもあります。

アフターサービスや保証の重要性

楽器は定期的な調整が必要です。購入店で保証やメンテナンスサービスがあるかを必ず確認しましょう。

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初心者必見！価格帯別おすすめ
バイオリンの備品リスト

選び方のポイント

• エントリー：まずは最低限揃えて始めたい方向け。セット品を活用して費用を抑える。
• スタンダード：品質とコスパのバランスが良く、長く使える。初心者〜中級者に最適。
• こだわり仕様：音質・快適さを重視最初から長期使用を想定する人向け

エントリー（合計 約5〜10万円）

まずは最低限のセットで始めたい方におすすめです。

入門用のバイオリンセット（例：スズキNo.230や中国製の初心者向けセット）なら、本体・弓・ケースが一式揃っています。

松脂は初心者用のHidersineライトなど扱いやすいタイプを選びましょう。

肩当てはKunの初心者モデルが安定感があり安心です。

その他、チューナー付きメトロノームやクロスなど最低限の小物を揃えればすぐに練習を始められます。

スタンダード（合計 約15〜25万円）

品質とコストのバランスが良く、長く使えるセットです。

国産や海外工房製の初級モデル（例：スズキNo.280、GEWA Allegro）

に、カーボン弓（ArchetやFiddlermanなど）を組み合わせると、弾きやすく安定した音が得られます。

ケースは軽量でセミハードタイプの東洋楽器やBAM入門シリーズがおすすめ。

松脂はPirastro TonicaやHillライトなどの中硬質タイプを選びましょう。

肩当てはKun BravoやWolf Forte Secondoなど、フィット感の良いものが◎。

ミュートや予備弦（Dominantなど）もあると安心です。

こだわり仕様（合計 約30〜50万円）

音質や快適さを重視し、最初から長期使用を前提に選びたい方に最適です。

国産上級モデルやヨーロッパ工房製（HöfnerやGliga上位モデルなど）を本体に選び、上質なフェルナンブコ弓（CodaBowやFinkelなど）を組み合わせます。

ケースはBAM HightechやMusafiaなどの高級軽量タイプが安全性も高く、持ち運びも快適です。

松脂はAndreaやLeatherwoodなど音色特化タイプを選び、肩当てはBonmusicaやMach Oneなど高級木製モデルがおすすめ。

さらに弦クリーナーや湿度計付きケース、松脂ケースなどを揃えると、環境管理や楽器の寿命にもプラスです。

初心者でも、意外と予算がかかるバイオリンの備品達・・・

予算に応じて、まずは最低限から始めるか、最初から長期仕様を狙うかを決めましょう。

弓やケースなどの備品も音や演奏の快適さに直結します。初心者でも、最適な組み合わせを選べば練習効率が大きく向上します。

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このブログの制作者　el music entertainment代表 について

18歳で大阪のライブハウスにて音響を学び、PA業務・バンド活動・音源制作に没頭。
27歳から東京に拠点を移し、32歳で独立。自己資金でライブハウス「Untitled」を開業。
PAから音響施工、レコーディング、アーティストプロデュースまでを自ら手がけ、開業から13年以上にわたり多くの音響技術者を育成。

コロナ禍では新たな挑戦としてYouTube事業をスタートし、秋葉原・上中里に専用スタジオを開設。
登録者300万人を超える人気YouTuber／インフルエンサーとのプロジェクトも成功させ、制作動画の中には160万回再生を突破した作品も。

防音工事・ルームチューニングについては、長年タッグを組む施工業者とともに試行錯誤を重ね、独自のノウハウと技術を蓄積。
音と映像の両面で、本質を追求する総合プロデューサーとして活動中。