ついに2025年5月30日、ソニーの最新ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM6」が登場しました。
ノイズキャンセリングヘッドホンの金字塔とも言えるこのシリーズにおいて、今回のモデルはどこが進化したのか?WH-1000XM5、さらには折りたたみ機構のあったWH-1000XM4と比較しながら、デザイン・音質・機能・価格のすべてを徹底検証します。

記事の概要(POINT)
「どのモデルを買うべき?」タイプ別のおすすめ
WH-1000XM6の新機能とデザイン刷新点
WH-1000XM5/XM4との主な違い
音質・ノイズキャンセリング性能実体験レビュー
マイク・通話品質や接続性能の比較
目次
WH-1000XM6とは?XM5・XM4との違い
ソニーの最新フラッグシップヘッドホン「WH-1000XM6」は、2025年5月30日に登場します。ノイズキャンセリング機能のパイオニアであるこのシリーズは、毎モデル進化を重ねてきましたが、今回は特に「携帯性の向上」と「音質・ノイズ制御のさらなる進化」が目玉です。
スペック概要と注目ポイント

✔ 発売日と価格
- 発売日:2025年5月30日
- 価格:449ドル(国内価格約66,000円)
✔ 技術的アップグレード
- 新チップ「HD Noise Cancelling Processor QN3」を搭載
従来のQN1から2世代進化し、ノイズ解析とキャンセリングの反応速度が大幅に向上。特に環境音の変化(例:風・街中の音)に対する追従性が秀逸です。 - 新設計の30mmドライバー
広帯域再生を可能にし、低音の深みと中高域の解像度がさらに強化されています。リスニング時の立体感が従来モデルより一段アップ。 - マイク数が12基に増加(XM5では8基)
ビームフォーミング性能が進化し、風が強い日やカフェなどの騒がしい場所でも通話品質が格段にクリアになっています。 - LE AudioおよびLC3コーデック対応予定
低遅延かつ省電力でのワイヤレス通信が可能になり、動画視聴やゲーム用途にも最適化されています。 - USB-Cポート経由で充電しながらの使用が可能に
XM5では「バッテリーが切れたら有線モードでも動作せず」という仕様でしたが、XM6ではついに充電中の再生が可能に。長時間ユーザーには大きな改善です。

デザイン比較
XM6で折りたたみ復活!持ち運び性能と装着感の進化
過去モデルXM4まで搭載されていた折りたたみ機構は、XM5で廃止され、携帯性が大きく損なわれました。しかし、今回のXM6でその折りたたみ機構が復活。しかもただ戻しただけでなく、全体的な可動域・堅牢性にも改良が加えられています。

✔ 折りたたみ式が再び採用
- XM5:非折りたたみ式、横長ハードケース
- XM6:折りたたみ可能、コンパクトな収納
出張や通勤カバンにすっきり収まるため、モバイル用途が多い人には特に嬉しい改善点です。

✔ ヘッドバンドの柔軟性が向上
- XM6では、ヘッドバンドとアームの接合部が滑らかになり、頭の形にフィットしやすくなりました。
- 長時間装着しても側圧による疲れが少なく、装着感の“柔らかさ”が印象的です。
✔ デザインのいいとこ取り
- 見た目の洗練さはXM5のまま継承しつつ、XM4のような実用的コンパクト性も取り戻した形。
- ケース自体も新設計で、より薄く・軽く仕上げられています。

音質とノイズキャンセリング性能の違いは?|QN3プロセッサ搭載の真価
WH-1000XM6の最大の進化点のひとつが、音質とノイズキャンセリングのトータル性能です。
これまでのXMシリーズでも業界最高レベルを誇ってきましたが、今回は新開発の「HD Noise Cancelling Processor QN3」と新設計の30mmドライバーによって、さらに一段階上のレベルに到達しています。

新ドライバーで音質に“立体感”“明瞭さ”
- XM6では新開発の30mmカーボンファイバーコンポジットドームを搭載。
- 中域から高域にかけての抜け感が良くなり、ボーカルやストリングスなどの「輪郭」が非常にクリア。
- 特に低音域において、XM5にあった“やや膨らんだ低域”が抑えられ、タイトで輪郭のある低音にチューニングされている印象。
- 立体感のある空間表現が強化され、ハイレゾ音源や360 Reality Audioの体験も豊かに。

ノイズキャンセリング機能がグレードアップ
「人の声」と「風」に強く
- 新しいQN3チップは、外部マイクと内部マイクからの入力を高速処理し、リアルタイムで音の環境を最適化。
- 特に効果が高いと感じたのが:
- 電車内やカフェなど人の話し声が多い環境
- 屋外での風切り音対策
- XM5に比べて、音が一瞬“すり抜ける”ような感じがかなり減り、ノイズのブロック力が全体的に底上げされた印象です。
- ノイキャンON時でも音楽のディテールを損なわないバランスが保たれており、長時間の集中作業や旅行用途にも最適。

マイク性能と通話品質|AIビームフォーミングの進化が体感できるレベルに
WH-1000XM6は、通話品質の改善にも本気です。XM5でも非常に優れていましたが、XM6ではさらに進化。特にビデオ会議・電話用途でのパフォーマンスが実用レベルを超えています。
✔ マイク数が12基に増加(XM5は8基)
- 音声拾得精度が大幅に向上し、自分の声がより「クリア」「自然」に伝わる。
- 頭部の周囲を囲むように配置されたマイクによって、周囲の環境音と自分の声を高精度で分離できるようになりました。
AIビームフォーミング技術の精度がUP
- 人の声をピンポイントで検出し、他の環境音と区別して強調。
- テストでは、駅構内や商業施設内でのZoom通話でも、ノイズに埋もれずしっかり届く声質が確認できました。
- XM5でも十分実用的でしたが、XM6は“話している本人の声”をマイクが的確にトラッキングしてくれる感覚。

✔ 通話時の風切り音も抑制
- 特に屋外通話時にありがちな「ボワッとした風音」が劇的に減少。
- マイク用のウインドスクリーン処理とノイズ抑制アルゴリズムが強化されており、風の強い日でも安心して通話が可能です。
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バッテリーと接続性|LE Audio対応とマルチポイントの進化
WH-1000XM6は、ソニーが誇るロングライフ性能を引き継ぎつつ、より実用的な改善と次世代接続規格への対応を加えた完成度の高いモデルに仕上がっています。特に今回注目すべきは、LE Audioへの対応と「充電しながらの使用」への正式対応です。

✔ 最大30時間再生+急速充電にも対応
- ノイズキャンセリングON時でも最大30時間の連続再生が可能。これはXM5と同等の長時間駆動。
- 急速充電も対応:たった3分の充電で約3時間再生可能という「お急ぎモード」も健在。
- USB Type-Cポート経由での充電は、今や業界標準。どこでも気軽にチャージできる利便性は健在です。

✔ LE Audio(LC3コーデック)に正式対応予定
- XM6はBluetooth 5.3対応 + LE Audioサポートで、次世代オーディオ体験へ準備万端。
- LE Audioは、従来のSBC/AACよりも低遅延・省電力・高音質を実現するコーデック「LC3」によって、以下の点でメリットがあります:
- 動画視聴時の音ズレ軽減(リップシンク問題が大幅改善)
- ゲームプレイ時の音の遅延軽減
- 通話・音声アプリ使用時の省電力通信
- なお、LE AudioはAndroid 13以降の一部対応端末が必要になります。
✔ 充電しながらの使用がついに可能に!
- XM5では「USB-C接続中は再生不可(給電のみ)」という仕様がやや不便でした。
- XM6ではついに、充電ケーブルを接続しながらもヘッドホンとして使用可能に!
ライブ配信、編集作業、オンライン会議中に電池が切れかけても安心です。 - これにより、「プロ用途」や「長時間在宅ワーク」にも完全対応したと言えます。

✔ マルチポイント接続の切り替えがさらにスムーズに
- XM6では、2台同時接続(マルチポイント)機能がよりスムーズに進化。
- 特に進化したポイントは:
- 通話が入った際、自動的にスマホへスムーズに切り替わる
- 切り替え速度がXM5よりも1テンポ速く感じられる
- 接続安定性も高く、音の途切れや干渉が減少
- 仕事用ノートPCとスマホを同時接続しているユーザーにとっては、非常にありがたい機能です。

電池の不安が“完全に消える”ヘッドホンへ
WH-1000XM6は、前モデルのバッテリー性能をそのままに、実用面でのストレスを限りなくゼロにした改良が光ります。
「LE Audioへの対応」と「充電しながらの使用可能」という2点は、今後数年を見越しても大きな魅力。
テレワーク、移動中の長時間使用、ゲーミングまで幅広く対応できる万能モデルと言えるでしょう。
総評:音楽・ノイキャン・通話・バッテリーのすべてがバランスよくアップデート
XM5が「静かな環境に強い万能機」だったとすれば、XM6はどんな環境でも“自然で快適”な音体験を提供してくれるプロ仕様に近づいた印象です。
特に「通勤や外出時にもノイズをしっかりカットしたい」「オンライン会議でもクリアに声を届けたい」ユーザーには、XM6は間違いなく最適解です。

比較表|WH-1000XM6 vs XM5 vs XM4

どれを選ぶべき?|ユーザー別おすすめモデル
- 最新機能・最高音質が欲しい人 → XM6
- 軽さと装着感を重視する人 → XM5
- コスパ重視・持ち運びやすさ優先 → XM4
WH-1000XM6はXM5やXM4と違いシリーズの“完成形”へ進化
WH-1000XM6は、ソニーのフラッグシップヘッドホンとして、あらゆる面でユーザーの声に応えてきた集大成モデルです。
- 折りたたみ機構が復活
- 新QN3でノイキャン性能強化
- 音質はより立体的で明瞭に
- 通話品質が業界トップレベル
- LE Audio対応で次世代仕様
- 充電しながら再生が可能に
- マルチポイント接続がより快適
- モバイル用途にも強い万能型
XM5で賛否のあった「折りたたみ非対応」は今回しっかりと改善され、XM4の携帯性とXM5の高品位なデザインを融合。
加えて、QN3プロセッサと新設計ドライバーによって、音質・ノイズキャンセリング・通話品質すべてにおいて一段上の体験を提供しています。
特に「通話のクリアさ」「機動性」「マルチデバイスとの接続安定性」を重視する人にとっては、WH-1000XM6はまさに理想的な選択肢。
旧モデルを持っている人でも、買い替えの価値は十分にある完成度です。
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