ベース 音響技術・コツ

初心者でも安心!エレキベースの始め方と上達のコツ【今時の学生の体験談も!】

・「ベースってかっこいいけど難しそう」
・「ギターとの違いがよくわからない」
そんな悩みを抱える初心者さん向けに、エレキベースの魅力と始め方、続けるためのコツを紹介します。僕自身も完全な初心者からスタートしましたが、今ではライブでも弾いています!そんなリアルな経験を元に、これから始めたいあなたに役立つ情報をまとめました。

目次

初心者必見!エレキベースの始め方と上達のコツ

このブログのポイント

エレキベースってどんな楽器?
エレキベースってどんな楽器?
習は何から始める?初心者向けステップ
よくある悩みとその解決法
モチベーション維持のコツ

心臓の鼓動みたいな低音が鳴った瞬間、身体が勝手に動き出す。
ギターじゃない、ドラムでもない、でも確かに音楽の核を握る“ベース”という存在。


今こそ、ベースという武器を手に取る時。この記事では、初心者でも今日から始められる方法と、その奥深い世界を一緒にのぞいていこう。

エレキベースってどんな楽器?

エレキベースは、音楽の中で“土台”を支えるとても重要な楽器です。ギターのように見えるけれど、音の役割はまったく違います。


ドラムと一緒にリズムを作り、バンド全体をグッと引き締める“縁の下の力持ち”がベースなんです。

ベースの役割:リズム隊と低音の支え

バンドにおいて、ベースは「リズム隊」と呼ばれるポジションにいます。リズム隊とは、主にドラムとベースで構成される、音楽のリズムとテンポを支えるコンビです。

ベースは「低音域」を担当しており、音楽全体の“地面”のような存在。
どんなにギターやボーカルが派手に動いても、ベースがしっかりしていないと音がバラバラに聴こえてしまうんです。

例えば、ドラムが刻むビートに合わせてベースが「ドン・ドン・ドン…」とルート音を弾くことで、曲のリズム感と安定感が生まれます

ギターとの違いって?

「ギターと見た目が似てるけど、どう違うの?」とよく聞かれます。
確かに形は似ていますが、以下のような違いがあります:

項目ギターベース
弦の数通常6本通常4本(5〜6本のモデルも)
音域中〜高音域低音域
主な役割メロディ・コード・ソロリズム・ルート音・土台作り
弾き方ピックが多い、コード弾きあり指弾きが主流、単音で支える

ギターは“目立つ”楽器で、ベースは“支える”楽器。
でも、その支えがしっかりしてこそ、他の楽器も自由に動けるという関係性があります。

有名なベーシストたち

初心者でも知っておくとモチベが上がる、有名ベーシストをいくつか紹介します:

  • Flea(フリー)|Red Hot Chili Peppers
    → 激しいスラップ奏法と動き回るパフォーマンスが特徴。ベースが主役になるバンドサウンドを体現。

  • Jaco Pastorius(ジャコ・パストリアス)|Weather Report
    → フレットレスベースの魔術師。ジャズベースの神様。旋律を奏でるようなフレーズで、ベースの常識を変えた存在。

  • NIK WEST(ニック・ウェスト)
    → 現代の女性ファンクベーシスト。ビジュアルもプレイも華やかで、YouTubeでも人気。ベース女子の憧れ。

  • Tetsuya(L'Arc〜en〜Ciel)
    → 日本の有名ベーシスト。派手な動きと確実なリズム感で、バンドの重厚なサウンドを支えている。

初心者が揃えるべき機材と予算感

エレキベースを始めるにあたって、最低限必要な機材は意外とシンプルです。
ただし「安物買いの銭失い」にならないよう、初心者に優しく、かつ長く使えるアイテムを選ぶのが大切。

ベース本体(初心者向けブランド例)

まずはベース本体。初心者には以下のようなブランドが特におすすめです。

ブランド特徴
YAMAHA(ヤマハ)安定感・品質ともに優秀。TRBXシリーズが人気
Ibanez(アイバニーズ)スリムで軽く、手の小さい人にも◎
Squier(スクワイヤー)Fenderのサブブランド。Fender系サウンドを安く体感できる
Bacchus(バッカス)国産ブランドで、エントリーモデルの品質が高い(UNIVERSEシリーズなど)

▶ 価格帯:新品で2〜3万円台が相場(中古なら1〜2万円でも良品あり)

おすすめ:

  • YAMAHA TRBX174(約3万円)
  • Ibanez GSR320(約2.5万円)
  • Squier Affinity Jazz Bass(約3.5万円)

アンプの選び方(自宅練習向け)

自宅で練習するなら、小型のベース用アンプが必要です。ギター用とベース用は仕様が違うので注意。

初心者におすすめなのは以下のようなモデル:

ブランド特徴
Roland MICRO CUBE BASS RX電池駆動可能、エフェクト内蔵、コンパクトで高音質
Fender Rumble 15見た目もおしゃれ、シンプル操作で温かい音質
VOX Pathfinder Bass 10安価で自宅用に十分な出力。初心者定番

▶ 価格帯:1〜2万円程度

おすすめ:

  • VOX Pathfinder Bass 10(約1.2万円)
  • Fender Rumble 15(約1.7万円)

Squier by Fender スクワイヤー エレキベース Squier Sonic™ Precision Bass®

チューナー・シールド・ストラップなどの小物類

演奏には本体だけでなく、周辺機材が必須です。以下のようなものを揃えましょう。

必需品一覧と相場

  • チューナー(クリップ式 or ペダル型):¥1,000〜¥3,000
    → 例:KORG Pitchclip 2(クリップ式)
  • シールド(ベースとアンプをつなぐケーブル):¥1,000〜¥2,000
    → 例:CANAREやProvidenceなど信頼性のあるメーカー
  • ストラップ:¥1,000〜¥2,000
    → 肩に食い込まないタイプがおすすめ
  • ギグバッグ(ソフトケース):¥2,000〜¥3,000(ベースに付属していることも)
  • ピック or 指弾き用フィンガーレスト(好みに応じて)

▶ 合計で5,000〜8,000円程度


KORGギター/ベース用 クリップチューナー Pitchclip 2

総額でいくらくらい必要か?

以下は、初心者が「とりあえず弾き始められる」状態にするための予算例です:

項目価格の目安
ベース本体¥20,000〜¥35,000
アンプ¥10,000〜¥18,000
小物一式¥5,000〜¥8,000
合計¥35,000〜¥60,000(必要最低限は約3万円台でもOK)

ポイント:

  • 最初は中古も選択肢にするとコスパ◎
  • 予算に余裕があるなら「セット販売(スターターキット)」を選ぶと割安(例:本体+アンプ+小物で4万円前後)

練習は何から始める?初心者向けステップ

エレキベースを買ったら、まず何から練習すればいいのか迷いますよね。
ここでは「これさえ押さえれば最初の1ヶ月で音が出せる&楽しめる」基本ステップを紹介します。
順を追って進めれば、誰でも無理なくベースの楽しさを味わえるようになります!

チューニングのやり方

ベースは音程がズレていると、どんなにうまく弾いても「変な音」にしか聞こえません。まずはチューニング(音程を正しく合わせること)から始めましょう。

チューニングの基本:

ベースの弦は上から順に以下の音に合わせます(4弦ベースの場合):

音名音の高さ
4弦E(ミ)低い
3弦A(ラ)
2弦D(レ)
1弦G(ソ)高い
手順:
  1. チューナーをベースに接続(クリップ式ならヘッドに装着)
  2. 1本ずつ弾き、チューナーの針が中央に来るようにペグを回す(右に回すと高く、左で低くなることが多い)
  3. すべての弦がE-A-D-Gになっているか確認

🎵 ワンポイント:

アプリでもチューニングは可能(例:GuitarTuna)。ただし、騒がしい場所ではクリップ式やケーブル接続タイプが正確。

ピッキング・フィンガリングの基礎練習

ベースの弾き方は「ピック弾き」または「指弾き」の2種類がありますが、初心者には**指弾き(フィンガリング)**がオススメ。音のニュアンスを感じやすく、音作りにも直結します。

フィンガリング練習(右手):
  • 人差し指(i)と中指(m)を交互に使って弦を引く
  • 弦の上を「なでる」のではなく、軽く引っ掛けて押し出すようなイメージ
  • メトロノームを60〜80BPMに合わせて、1弦→4弦まで順に弾いてみる
フレット練習(左手):
  • 1フレット〜4フレットを順番に1・2・3・4の指で押さえていく
  • 開放弦→1F→2F→3F→4Fと、指をバタバタさせずに押さえる

簡単なルート弾きからスタート

コード進行の「ルート音」だけを弾くシンプルな練習がベースの基本。
たとえばC(ド)のコードなら「C音(3弦3フレット)」を弾くだけでもOKです。

代表的なルート練習(4小節進行):
| C | G | Am | F |

弾く音だけにすると:

  • C → 3弦3フレット
  • G → 4弦3フレット
  • Am → 3弦0フレット(開放)
  • F → 3弦1フレット

🎵 ワンポイント:

  • メトロノームに合わせて、1小節につき4回ずつ弾く「4ビート」が基本
  • 「ド・ド・ド・ド」「ソ・ソ・ソ・ソ」…という感じで安定感を意識しよう
弾きたい曲にチャレンジしよう!

基礎が少しできたら、早めに好きな曲にチャレンジするのが超重要!
モチベーションが爆上がりします。

初心者にオススメの練習曲(簡単アレンジ可):
  • 「Smells Like Teen Spirit」/ Nirvana(ルート弾きだけで雰囲気が出る)
  • 「前前前世」/ RADWIMPS(8ビートで動きがシンプル)
  • 「小さな恋のうた」/ MONGOL800(疾走感のあるベースラインが楽しい)

最初は完コピを目指さなくて大丈夫。
YouTubeや「弾いてみた動画」、TAB譜サイトを見ながら、簡単バージョンで少しずつ進めましょう。

💡 練習のコツ:

  • 必ずメトロノームを使う
  • 指が疲れても「毎日15分」でOK
  • 弾けなくても焦らない!「音を楽しむ」が一番大事

よくある悩みとその解決法

エレキベースを始めたばかりの頃は、いろいろな壁にぶつかるのが普通です。
「指が痛い…」「リズム感ないかも」「覚えられない…」など、誰しもが通る道。
でも、ちょっとした工夫やコツを知っておけば、ほとんどの悩みは乗り越えられます。

指が痛い・押さえられない

これはベース初心者の9割が経験する悩み。特に左手の指先(フレットを押さえる側)が痛くなります。

原因:
  • 弦が太くてテンションが強い
  • 指の力がまだ足りない
  • フレットの押さえ方がうまくない
解決法:
  • 押さえる位置は「フレットのすぐ手前」(中央や遠い位置は余計な力が必要)
  • 手の角度をチェック:手首が内側に入りすぎてないか確認
  • 練習時間を1日15分〜20分程度に小分けして、徐々に皮膚を慣らす
  • 指先が硬くなるまで約2週間 → それを超えると一気に楽に!

💡補足:
女性や手の小さい方は、弦の細い「ライトゲージ」やショートスケールベース(弦長が短いモデル)を使うと、指への負担が減ります

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この記事は
ライブハウスUntitledなどを運営する

el music entertainment

が作成しています

レンタルスペース、東京都上野駅 100名規模
DJイベント、オフ会、ファンミーティング
マイク、音響完備のステージ

土日料金 半日¥49800-終日¥99800-

100名規模で都内最安値でレンタルできる会場

場所:
台東区上野公園、東京芸大近く
イベントスペース Untitled
[リンク: https://www.mobile-untitled.com/]

コードや音の位置が覚えられない

ベースはギターと違って「コードを弾く」というより、「1音ずつのポジション」を覚えていくスタイルです。でも最初は「どこがC?」「Gはどこだっけ?」と混乱しがち。

解決法:
  • ルート音だけ覚える(コード全体は不要。Cなら3弦3F、Gなら4弦3F など)
  • 1日1つの音だけ覚える→翌日復習+新しい1つの「1音ずつ法」が効果的
  • 市販や無料の「ベース用指板図(フレットマップ)」をスマホ壁紙にして常に見る

🎵 おすすめ練習法:
「この曲のAはどこ?」と実際にTAB譜と照らし合わせて実戦で覚えるのが最短ルート

ズムがずれる・テンポについていけない

「自分の音がバンドと合ってない気がする」「クリックがズレる…」これは誰にでも起きる“リズム問題”

解決法:
  • メトロノームは友達! → スマホアプリやYouTubeのドラムループも使える
  • 最初はテンポ60〜70BPMで、「1音を1拍」で合わせてみる
  • 自分の演奏をスマホで録音して、客観的に聴くとクセやズレに気づける

💡リズム感は、「身体で感じる」ことが大事 

足踏みしながら、口で「1、2、3、4」とカウントしつつ練習すると、自然と身につきます

自宅で音が出せないときの練習法

「アパートで音出せない」「深夜しか練習できない」──この問題、ベース練習者にはつきものです。

解決法:
  • ヘッドフォンアンプ(例:VOX AmPlug Bass)
     → ベースに直接つけて、イヤホンで音が聴ける超便利アイテム。¥4,000〜¥6,000ほど。
  • オーディオインターフェイス+DAWソフト
     → パソコンやスマホに接続し、ヘッドホンで高音質練習ができる。録音も◎
  • ミュートパッド or 消音スポンジをブリッジ部分に挟む
     → サステイン(音の伸び)を減らして近所迷惑を防げる

🎵 ボーナスTip:
「空ピッキング(弦に触れずにリズムだけ弾く)」や「左手だけの運指練習」も、深夜練習に最適!

VOX amPlug2 Bass + amPlug2 Cabinet セット

一人で練習してて飽きてきたときの対策

黙々と一人で練習していると、モチベーションが下がってしまうこともあります。

解決法:
  • YouTubeで「弾いてみた動画」を投稿してみる
     → 完成度は関係なし!「上げること」が練習の目標になり、やる気が上がる
  • SNSで他のベーシストと繋がる(#ベース初心者 など)
     → モチベ仲間ができると練習が楽しくなる
  • 音源に合わせて“セッション気分”で弾く
     → スマホで好きな曲を流して、それに乗せてベースを重ねるだけで楽しい!
  • 音楽サークルやスタジオ練習会に参加
     → 上手くなくても大丈夫。人と合わせる楽しさが新しい世界を開いてくれる

モチベーション維持のコツ

ベースは地道な練習が多い楽器。
かっこいいプレイに憧れて始めたけど、「地味で飽きてきた…」「上達してるかわからない」と感じることもあるでしょう。

でも、大丈夫。
ちょっとした工夫で、練習は楽しくなるし、やる気もぐんと上がるんです。

成長を実感できる「練習ノート」を作ろう

目に見えない上達ほど、やる気を下げるものはありません。
だからこそ、“できたこと”を記録する習慣がモチベーション維持に効果抜群!

ノートに書く内容の例:
  • 日付と練習した内容(例:ルート音練習、8ビートで4小節キープ)
  • 「今日できたこと」「前よりうまくなった点」
  • 気づきや疑問、次回の課題

たとえばこんな感じでOK:

📝 4月12日(金)

  • チューニングからスタート
  • C→G→Am→Fのルート弾き(BPM70)をミス少なく弾けた
  • 指が痛くなくなってきた!フォームが安定してきたのかも
  • 次回はDメジャーの位置も覚える!
さらに続けるコツ:
  • スマホのメモアプリやカレンダーでもOK(1日1行でも◎)
  • 自分の成長が「見える化」すると、小さな成功体験が積み重なり、自然とやる気が湧くようになります

ベース仲間との交流を作る

音楽は、一人でもできるけど「人と一緒にやることで何倍も楽しくなる」もの。
だからこそ、同じ目線でベースや音楽を語れる仲間を見つけることは、継続のカギになります。

方法①:SNSやオンラインでのつながり
  • InstagramやX(旧Twitter)の「#ベース初心者」「#ベース女子」などのタグで検索
  • YouTubeに「弾いてみた動画」を投稿し、コメント交流から仲間ができることも
  • DiscordやLINEオープンチャットなど、ベース専用のグループに参加するのも◎
方法②:リアルな交流の場
  • 地域の音楽サークル、ベース教室のグループレッスンに顔を出す
  • ライブバーやオープンマイクイベントで、軽くセッションや見学してみる
  • スタジオの「個人練習割引」時間に合わせて通い、常連と知り合う

やる気が落ちた時の“リカバリールール”

どうしてもやる気が出ない日ってありますよね。
そんな時のために、「やる気ゼロでもできる練習メニュー」を用意しておくのがオススメ!

  • 開放弦を4弦→1弦まで順番に弾くだけ(音のチェック兼ねて)
  • 指を動かすだけの“無音練習”(フォーム確認)
  • ベースに触るだけの日を作る(“休んでない自分”を肯定するため)

「1分でも触ったら合格!」くらいの気楽さを持つことが、結局長続きする最大のコツです。

初心者脱出?エレキベースの始め方と上達のコツ

エレキベースは、初心者でも気軽に始められて、続けるほどに奥深さが見えてくる魅力的な楽器です。

リズムを支え、音楽の土台を作るという役割は地味に思われがちですが、実はバンド全体を動かす“心臓”のような存在。チューニングや指の使い方、簡単なルート弾きなどを覚えることで、少しずつ音を操る楽しさが実感できるようになります。悩みもありますが、練習ノートや好きな曲へのチャレンジ、仲間との交流などでモチベーションを保ちながら、あなたの音楽ライフをじっくり育てていきましょう。

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