ライブハウスのステージに立つバンドにとって、入場の際に流れるSE(Sound Effect)曲は、ライブの雰囲気を一気に盛り上げる重要な要素です。SE曲は、バンドの個性やライブのテーマを表現し、観客の期待感を高める役割を果たします。しかし、どの曲を選べば良いのか迷うバンドマンも多いのではないでしょうか。
この記事では、「ライブハウスでよくバンドが使う人気のSE曲」をテーマに詳しく解説します。
ライブハウスのSE曲選びに悩んでいるバンドマンや、ライブの演出にこだわりたい方にとって、具体的な曲名や選び方のポイントが参考になる内容を盛り込んでいます。ぜひ最後までお読みいただき、次のライブで使えるアイデアを見つけてください。

目次
1. ライブハウスのSE曲とは?その重要性と選び方
この記事のPOINT
- ライブハウスでよく使われている定番のSE曲リスト
- 意外に知られていないがSEで使うと面白い曲リスト
- 飛び道具として笑いを取りたい時に使いたいSEリスト
ライブハウスのバンドの入場時に使われるSE曲は、単なる「入場音楽」以上の意味を持っています。
観客にバンドの第一印象を与え、ライブ全体の雰囲気を決定づける大切な演出です。特にライブハウスという小規模な会場では、SE曲の選び方が観客のテンションや集中力に直接影響を与えます。
「SE」がなぜそう呼ばれるのか
ライブハウスにおける「SE」とは「Sound Effect(サウンドエフェクト)」の略で
主に公演やイベントの際に使われる効果音や音楽を指します。例えば、アーティストの入場時に流れるイントロ音楽や、場面転換を強調するための短い音などがこれに該当します。
この呼び方が使われる理由は、ライブハウスが音楽やパフォーマンスの場として、演出を盛り上げるために効果音を活用することが多いからです。
特に日本の音楽シーンでは、こうした効果音やBGMを「SE」と略して呼ぶ習慣が根付いています。これは、映画やテレビ、舞台などの制作現場で使われる「効果音=SE」という用語が、ライブハウス文化にも自然と取り入れられた結果だと考えられます。

1.1 SE曲の役割
SE曲の重要な役割:
- 雰囲気づくり:バンドの音楽性やライブのコンセプトを観客に伝え、ステージの世界観を引き立てる。
- 期待感の醸成:入場時の緊張感やワクワク感を高め、観客をライブに引き込む。
- バンドのアイデンティティ強化:選曲を通じてバンドの個性やスタイルをアピールし、記憶に残る印象を与える。
例えば、激しいロックバンドが重厚なSE曲を選べば観客のアドレナリンが上がり、ポップなバンドが明るい曲を選べば会場が一気に和やかなムードになります。
1.2 SE曲の選び方のポイント
SE曲を選ぶ際には、以下のポイントを意識すると良いでしょう:
- バンドのジャンルとの相性:ロックなら力強い曲、ポップスなら軽快な曲など、バンドのスタイルに合った選曲を。
- ライブのテーマとの一致:コンセプトライブや特定のセットリストに合わせた選曲で、一貫性を持たせる。
- 観客の反応を考慮:定番曲で盛り上げるか、意外性のある曲で驚かせるか、ターゲット層に合わせた工夫を。
それでは、具体的なSE曲のリストを見ていきましょう。まずはライブハウスでよく使われる定番のSE曲から紹介します。
2. ライブハウスでよく使われる定番のSE曲リスト
ライブハウスで頻繁に耳にする定番のSE曲は、バンドのジャンルやライブの雰囲気を考慮して選ばれることが多いです。ここでは、ロックバンドやポップス系バンド、日本のバンドがよく使う曲を具体的に挙げ、その魅力と理由を解説します。
2.1 ロックバンドの定番SE曲
ロックバンドの入場SEとして定番となっているのは、ハードロックやヘビーメタルの名曲です。これらの曲は力強いリズムとエネルギッシュなサウンドで、ライブのスタートを勢いよく盛り上げます。
- "Thunderstruck" - AC/DC
特徴的なギターリフが印象的なこの曲は、多くのロックバンドがSEとして愛用。イントロが流れるだけで会場が熱狂する定番中の定番です。 - "Welcome to the Jungle" - Guns N' Roses
野生的な雰囲気と攻撃的なサウンドが特徴で、ライブのテンションを一気に高めたい時に最適。 - "Ace of Spades" - Motörhead
疾走感のあるリズムとレミーの荒々しいボーカルが、観客を瞬時にロックの世界に引き込みます。
2.2 ポップス・アイドル系バンドの定番SE曲
ポップスやアイドル系のバンドでは、明るくキャッチーな曲がSEとして人気です。観客を楽しい気分にさせ、ライブのスタートを軽やかに演出します。
- "Can't Stop the Feeling!" - Justin Timberlake
アップテンポでポジティブな曲調が特徴。観客が自然と体を動かしたくなる雰囲気を作り出します。 - "Happy" - Pharrell Williams
その名の通り幸福感溢れるメロディで、ライブハウスの雰囲気を明るく和やかに。 - "Shut Up and Dance" - Walk the Moon
ダンサブルなリズムが観客を盛り上げ、ライブのスタートを華やかに彩ります。
2.3 日本のバンドがよく使う定番SE曲
日本のライブハウスでは、邦楽の名曲がSEとして使われることも多いです。特に邦ロックのヒット曲は、観客との共感を生みやすい選択肢です。
- "リライト" - ASIAN KUNG-FU GENERATION
アニメ『鋼の錬金術師』の主題歌としても有名で、疾走感のあるサウンドがライブの幕開けにぴったり。 - "天体観測" - BUMP OF CHICKEN
青春を感じさせるメロディが、観客の心をつかみ、懐かしさと興奮を呼び起こします。 - "The Beginning" - ONE OK ROCK
映画『るろうに剣心』の主題歌で、力強いメッセージと壮大なサウンドがライブの雰囲気を高めます。
これらの定番曲は、ライブハウスでの使用頻度が高く、観客にも馴染み深いため、安定した盛り上がりを作り出せる選択肢です。
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3. 意外に知られていないがSEで使うと面白い曲リスト
定番曲も魅力的ですが、意外性のある選曲で観客に新鮮な驚きを与えるのも一つの手です。ここでは、普段あまり聴かないジャンルやアーティストの曲をSEとして使うアイデアを紹介します。
3.1 クラシック音楽のSE曲
クラシック音楽はロックバンドのSEとしては珍しい選択ですが、壮大なサウンドがライブの雰囲気を一変させます。
- "O Fortuna" - Carl Orff
『カルミナ・ブラーナ』の一曲で、ドラマチックな展開が観客に強いインパクトを与えます。 - "Ride of the Valkyries" - Richard Wagner
ワーグナーのオペラ『ワルキューレ』の一部で、勇壮なメロディがライブのスタートを荘厳に演出。 - "1812 Overture" - Pyotr Ilyich Tchaikovsky
クライマックスに大砲の音が入るこの曲は、ライブの緊張感と興奮を極限まで高めます。
3.2 ジャズのSE曲
ジャズは洗練された雰囲気を持ちつつ、独特のリズムで観客を惹きつけます。
- "Take Five" - Dave Brubeck
5/4拍子のユニークなリズムが特徴で、クールでスタイリッシュな入場を演出。 - "So What" - Miles Davis
落ち着いたトーンの中に緊張感を漂わせ、ライブの深みを加えます。 - "Sing, Sing, Sing" - Benny Goodman
スウィングジャズの名曲で、軽快なリズムが会場を一気に活気づけます。
3.3 民族音楽のSE曲
民族音楽は異国情緒あふれるサウンドで、ライブに独特の個性を与えます。
- "Sakura" - Traditional Japanese Music
和楽器の音色が特徴の日本の伝統曲で、和の雰囲気をライブに取り入れることができます。 - "El Condor Pasa" - Traditional Andean Music
アンデスの笛の音色が神秘的な雰囲気を醸し出し、観客を異世界に誘います。 - "Danza Kuduro" - Don Omar ft. Lucenzo
ラテン音楽の情熱的なリズムで、ライブのスタートを熱狂的に盛り上げます。
これらの曲は、普段のライブハウスではあまり聞かないジャンルのため、観客に新鮮な驚きと記憶に残る体験を提供できるでしょう。
4. 飛び道具として笑いを取りたい時に使いたいSEリスト
ライブの入場SEとして、ユーモアを加えたい場合もあります。コミカルな曲や意外性のある選曲で、観客に笑いを提供する「飛び道具」的SEを紹介します。
4.1 アニメの主題歌
アニメ主題歌は、懐かしさと意外性で観客の笑顔を引き出します。
- "残酷な天使のテーゼ" - 高橋洋子(『新世紀エヴァンゲリオン』主題歌)
アニメファンにはおなじみの名曲。イントロが流れるだけで会場がざわつき、笑いと興奮が生まれます。 - "おどるポンポコリン" - B.B.クィーンズ(『ちびまる子ちゃん』主題歌)
コミカルで親しみやすいメロディが、観客を和やかなムードに。 - "Butter-Fly" - 和田光司(『デジモンアドベンチャー』主題歌)
90年代アニメの名曲で、懐かしさとユーモアを兼ね備えた選択。
4.2 子供向けの曲
子供向けの曲は、その可愛らしさと意外性で笑いを誘います。
- "となりのトトロ" - 井上あずみ(『となりのトトロ』主題歌)
ジブリの名曲で、ほのぼのとした雰囲気が会場を和ませます。 - "アンパンマンのマーチ" - ドリーミング(『それいけ!アンパンマン』主題歌)
誰もが知る明るい曲で、観客が思わず笑顔に。 - "おしりかじり虫" - うるまでるび
コミカルな歌詞とメロディが、会場に笑いをもたらします。
4.3 非常に古い曲
レトロな曲を使うことで、懐かしさと意外性を演出し、笑いを引き出します。
- "東京ブギウギ" - 笠置シヅ子
戦後のヒット曲で、レトロな雰囲気がユニークな入場を演出。 - "リンゴの唄" - 並木路子
戦後初のヒット曲で、懐かしさとユーモアが共存。 - "東京ラプソディ" - 藤山一郎
昭和初期の名曲で、古き良き時代の雰囲気をライブに持ち込みます。
これらの飛び道具的なSE曲は、ライブの雰囲気を軽やかにし、観客との距離を縮める効果があります。
5. SE曲選びで注意すべきポイント
SE曲を選ぶ際には、以下の点に気をつけましょう:
- 著作権の確認:使用する曲が著作権に抵触しないか確認し、必要なら許可を取得。
- ライブの流れとの調和:SE曲がセットリストやライブのテーマと矛盾しないように調整。
- 音量のバランス:大きすぎる音量は観客の耳を傷つける可能性があるため、適切に設定。
6. まとめ:SE曲でライブをさらに盛り上げよう
ライブハウスのバンドの入場SE曲は、ライブの成功を左右する重要な要素です。この記事では、定番のSE曲リスト、意外に知られていない面白いSE曲リスト、笑いを取りたい時の飛び道具SEリストを紹介しました。
- 定番曲で安定した盛り上がりを。
- 意外な曲で新鮮な驚きを。
- コミカルな曲で観客との一体感を。
バンドのスタイルやライブのコンセプトに合わせて、最適なSE曲を選んでみてください。SE曲一つで、観客の印象は大きく変わり、忘れられないライブ体験を提供できます。次のライブでぜひ試してみて、あなたのバンドらしい演出を完成させてください。
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